富士見櫓跡
Fujimi Yagura Ato (Former Watchtower Site of Kawagoe Castle)
川越城には天守閣がなく、城内で最も高い場所に建てられた三層の富士見櫓が天守閣の代わりを果たしていた。現在は建物こそ残っていないものの、県立川越高校の南側にこんもりとした土塁状の高台として跡地が保存されており、自由に立ち入って往時の姿を偲ぶことができる。頂上付近には御嶽神社・浅間神社、富士見稲荷が祀られ、川越城の遺構をめぐる歴史散策の目的地のひとつになっている。江戸末期の測量記録によれば、櫓は長さ約15メートル・横約14メートルの規模を誇り、城下随一の高さから見張りの役割を果たしていたという。かつてはその名の通り富士山まで望めたと伝わるが、現在は木々や周囲の建物により眺望は失われている。入場無料・時間制限もなく、川越城本丸御殿や川越市立博物館とあわせて、蔵造りの町並みとは違う川越城下の歴史を体感できるスポットとして訪れる価値がある。
見どころ
跡地は自然の丘のような高台で、頂上まで階段状の小道を上ることができる。頂上には御嶽神社・浅間神社の小さな社が並んで祀られており、城郭の守りと信仰が結びついた独特の雰囲気を味わえる。建物は失われているが、土塁の高さや広がりから、往時の櫓の規模を想像することができる。
歴史
川越城は天守閣を持たない城として知られ、東北隅の虎櫓、本丸北側の菱櫓とともに、西南隅に築かれた三層の富士見櫓が城内最高所として天守閣の役割を担っていたと考えられている。江戸末期・慶応2年(1866年)の測量記録によれば、櫓の規模は長さ約15メートル、横約14メートルであったと伝わる。明治の廃城とともに櫓は取り壊され、現在は跡地のみが残る。
アクセスのポイント
川越駅・本川越駅から徒歩で向かうにはやや距離があるため、路線バスの利用が便利。東武バス川越06系統で「市役所前」下車徒歩約8分、または川越駅東口発の小江戸名所めぐりバスで「市民会館前」下車徒歩約5分でアクセスできる。川越城本丸御殿や川越市立博物館・美術館とあわせて徒歩圏内で回れる。
あると便利な旅行アイテム
訪問ヒント
- 目安滞在時間
- 約15〜20分
- 混雑情報
- 観光客が集中する時間帯は少なく、比較的静かに見学できる
- おすすめ時間
- 川越城本丸御殿・市立博物館の見学とセットで、午前中の涼しい時間帯がおすすめ
| 住所 | 埼玉県川越市郭町2丁目 |
|---|---|
| 開館時間 | 散策自由(時間制限なし) |
| 入場料 | 無料 |
| 公式サイト | 公式サイトを開く |
アクセス
- 川越駅・本川越駅から徒歩8分(東武バス川越06系統「市役所前」下車徒歩約8分、または小江戸名所めぐりバス「市民会館前」下車徒歩約5分(バス利用推奨))