飛騨国分寺
Hida Kokubun-ji Temple

746年(天平18年)、聖武天皇の勅願により全国に建立された国分寺のひとつとして創建されたと伝わる高野山真言宗の古刹で、高山駅から徒歩5分という市街地の中心にありながら1250年以上の歴史を今に伝える。室町時代に再建された本堂は国の重要文化財に指定され、本尊の木造薬師如来坐像を安置する。境内にそびえる大イチョウは創建当初からの植樹と伝わり、樹齢1200年を超えるとされる国の天然記念物で、黄葉の名所としても知られる。現存する三重塔は文政4年(1821年)の再建で、飛騨地方で唯一現存する塔建築として貴重な存在。高山陣屋や朝市とあわせて徒歩で巡れる立地にあり、飛騨高山観光の起点として訪れる人も多い。
聖武天皇の勅願、1250年以上の歴史
飛騨国分寺は、741年(天平13年)に聖武天皇が発した国分寺建立の詔により、全国に建立された国分寺・国分尼寺のひとつとして746年頃に創建されたと伝わります。度重なる火災や再建を経ながらも法灯を守り続け、現在は高野山真言宗の寺院として飛騨三十三観音霊場の第一番札所にもなっています。市街地の中心、高山駅から徒歩5分という立地にありながら、飛騨地方でも屈指の歴史を持つ古刹です。
重要文化財の本堂と飛騨唯一の三重塔
現在の本堂は室町時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。本尊は木造薬師如来坐像で、飛騨における真言密教の中心的な寺院として篤い信仰を集めてきました。境内の三重塔は文政4年(1821年)に再建されたもので、飛騨地方に現存する唯一の塔建築として貴重な存在です。金剛界・胎蔵界の大日如来が安置されています。
樹齢1200年超、国天然記念物の大イチョウ
本堂前にそびえる大イチョウは、寺の創建当初に植えられたと伝わり、樹齢1200年以上とされる国指定天然記念物です。幹には多数の乳根(気根)が垂れ下がり、古くから子育て・安産の信仰の対象ともなってきました。11月頃の黄葉シーズンには、境内一面が金色の落ち葉に覆われる光景が見られ、多くの参拝者・写真愛好家が訪れます。
季節の見どころ
🌸 春(3〜5月)
境内の桜と重要文化財の本堂がおだやかな春の光に包まれます。
🍁 秋(9〜11月)
大イチョウの黄葉が見頃を迎え、境内が黄金色に染まります。
❄️ 冬(12〜2月)
積雪期は静寂に包まれ、雪化粧した三重塔が趣を添えます。
訪問ヒント
- 目安滞在時間
- 境内参拝・本堂拝観込みで約30〜45分
- 混雑情報
- 11月の大イチョウ黄葉シーズンの休日は特に混雑
- おすすめ時間
- 午前中の光が差し込む時間帯、または黄葉シーズンの平日
| 住所 | 岐阜県高山市総和町1-83 |
|---|---|
| 開館時間 | 9:00〜16:00(本堂・宝物殿拝観、12月31日・1月1日休)、境内参拝は自由 |
| 入場料 | 境内参拝無料、本堂拝観は大人500円・小中学生400円 |
| 公式サイト | 公式サイトを開く |
アクセス
- 高山駅から徒歩5分(JR高山本線)