古い町並み(三町伝統的建造物群保存地区)
Sanmachi Historic District
1 / 3上三之町・上二之町・上一之町を中心に広がる、国選定の重要伝統的建造物群保存地区。1695年に高山城が廃城となって以降、飛騨地方の商業の中心地として栄えた町人地の町割りと町家がほぼそのままの姿で残されており、約172棟の伝統的建造物が立ち並ぶ。軒の低い中二階建て、深い軒、黒く塗られた出格子や蔀戸(しとみど)など、飛騨の匠の技を今に伝える町家が軒を連ね、造り酒屋の軒先に吊るされた杉玉、用水路のせせらぎ、老舗の暖簾が独特の風情を醸し出す。現在は町家を改装した土産物店、酒蔵、和カフェ、食べ歩きグルメの店が数多く軒を連ね、「飛騨の小京都」とも称される散策エリアとして国内外から多くの観光客を集めている。景観保護のため電線は建物の軒下に隠され、街並みの美しさが徹底して守られている。
城下町から続く町人地の町並み
初代高山藩主・金森長近が高山城下を整備して以来、1695年の高山城廃城後は町人地として発展し、飛騨地方随一の商業の中心地となりました。南北約420m、東西約150mの範囲に約172棟もの伝統的建造物が残り、江戸時代から明治期にかけての町家建築がほぼ連続する形で保存されています。1979年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
格子戸と杉玉が織りなす町家の意匠
町家は中二階建てで緩やかな勾配の屋根を持ち、深い軒と黒漆塗り・生漆塗りの梁組、胡粉塗の腕木など飛騨の匠の技術が随所に見られます。酒蔵の軒先には杉の葉を球状に束ねた「杉玉」が吊るされ、新酒の完成を告げる風物詩として親しまれています。通りの中央を流れる用水路のせせらぎも、江戸時代からの町並みの雰囲気を今に伝えています。
食べ歩きと土産物店が集まる散策エリア
現在の上三之町・上二之町周辺は、飛騨牛の串焼きやみたらし団子などの食べ歩きグルメ、造り酒屋の利き酒処、伝統工芸品店、和カフェなどが軒を連ねる高山観光の中心地です。日下部民藝館や吉島家住宅、飛騨高山まちの博物館といった歴史的建造物にも近く、散策しながら町家建築の美しさとグルメの両方を楽しめます。
季節の見どころ
🌸 春(3〜5月)
桜や新緑と町家の黒い格子が織りなす対比が美しく、高山祭(春)の時期は特に賑わいます。
🌿 夏(6〜8月)
軒先の緑のすだれや打ち水が涼を演出し、朝夕は比較的過ごしやすい散策日和です。
🍁 秋(9〜11月)
紅葉と町家建築が調和し、澄んだ空気の中で最も観光客が多い季節のひとつです。
❄️ 冬(12〜2月)
雪化粧した町並みは幻想的で、軒先に下がるつららや雪吊りが冬ならではの風情を添えます。
訪問ヒント
- 目安滞在時間
- 散策のみで約60〜90分、食べ歩きや店舗立ち寄りを含めると2〜3時間
- 混雑情報
- 土日祝日や高山祭期間、紅葉シーズンは通りが大変混雑します
- おすすめ時間
- 開店直後の午前9時台か、団体客が引ける夕方以降が比較的静かです
| 住所 | 岐阜県高山市上三之町 |
|---|---|
| 開館時間 | 散策自由(店舗ごとに営業時間は異なり、多くは9:00頃〜17:00頃) |
| 入場料 | 散策無料 |
| 公式サイト | 公式サイトを開く |
アクセス
- 高山駅から徒歩15分(JR高山本線)